看護師は高収入といわれており、資格取得にそれなりの学歴が必要と思われがちですが、実際には中卒でも看護師になれます。
そればかりか、最も早く准看護師として医療機関で働くことが可能。国家試験も高校進学後から看護学校へ進むよりも1年早く受験可能など、意外とメリットもあります。
ここでは、中卒から看護師を目指すことのメリット・デメリットを紹介していきます。
高校を卒業してから看護師を目指すのが、一般的な進路です。
進学先は専門学校か大学となり、それぞれの学校に特色があるため学校選びに悩んでしまうことでしょう。
合格率が低い看護学校であれば、受験の際に学校推薦を受けられるなどメリットもたくさんあるので、ぜひフローをチェックしてみてください。
看護大学を経てから看護師を目指すことは、就職時だけでなく、就職後のスキルアップにも大変役立ちます。
国家試験での合格率が高いだけでなく、卒業と同時に保健師・助産師の受験資格も得られるのが魅力。選択コースによっては養護教諭などの資格も取得できるため、就職先にも幅広い選択肢が出てきます。
岡山県内には看護師国家試験の合格率100%、就職率100%の看護学校や、病院附属の看護学校、看護大学が多くあります。これら県内の看護学校によっては「地域枠」というものを設けており、入学が比較的有利になるところがあります。
それぞれの学校の特徴をしっかり見極めて、自分にあった学校を選んでみましょう。
岡山医療センター付属岡山看護助産学校は、病院への就職率と看護師国家試験の合格率が100%となっています。
募集人員が120名と他の看護学校よりも多く、たくさんの看護師を輩出しているのが特徴です。
岡山済生会看護専門学校では実践で役に立つ「実践研修」を行なっています。
病院だけでなく保育園や瀬戸内海巡回診療船などあらゆる場面を想定した実践研修を体験。就職先も母体の岡山済生会総合病院へ進めます。
赤十字の『人道』を理念としている岡山赤十字看護専門学校。病院で必要となる「基礎的看護能力」を備えた看護師の育成を行っています。
多くの卒業生は、母体である岡山赤十字病院に就職。毎月オープンスクールも開催!
川崎医療福祉大学保健看護学科の国家試験合格率は100%です。
卒業後にも保健師、助産師、養護教諭、高等学校教諭一種など様々な資格に挑戦できるだけでなく、専門看護師になるためのコースもあります。
新見市内に在住、または市内の高校を卒業すれば、推薦入試地域優先枠がある地元の新見公立大学看護学部看護学科がオススメ!
質の高い看護知識と技術、人間性の育成も重視したカリキュラムがあります。
岡山県立大学保健福祉学部看護学科は、専門のプログラムがあり看護師だけでなく保健師を目指す方にもオススメ。
岡山県内の高校、または住所がある人は推薦入試を受けられます。
県内で中卒から看護師を目指すなら、津山東高等学校看護科があります。
5年の一貫教育で高卒の学歴が取れる上、最短で看護師、保健師、助産師の受験資格が得られます。地元の病院への就職率も高いです。
社会に出たことのない人は「礼儀・言葉遣い」の面で経験が不足しているため、相手に不快な思いを与えることも。TPOに合わせた接し方を身に付けましょう!
人間関係を良好にすれば職場内の雰囲気も良くなり働きやすくなります。先輩から適切なアドバイス、フォローがあればスキルアップにもつながりますよ!
看護師に必要なのは知識・技術だけではありません。患者さんへ元気に接し、時には患者さんの話の聞き役に徹することも大切なんです。
仕事に慣れ、過信した頃にミスは起こりがちです。いかなる場面でも常に命の現場にいるという意識を忘れてはいけません。
看護師として必要な要素を兼ね揃えていれば、自然と好条件の就職先で働く事も可能です。
そんな人こそ患者さんと多く接する現場で働いていてもらいたいものです。
患者さんに適切な看護、応急処置を行うためには、高い技術と知識が不可欠。
そのスキルがなくても、経験で補えますし、場合によっては高いスキルは不要な就職先も。
病院に勤務していれば、親しかった患者さんの死に直面することもあります。
耐えられない人は、就職先の選択を誤らなければ大丈夫。
総合病院の看護師に夜勤は必須ですが、家庭の事情や体力面で夜勤ができない場合も…。
そんな人は、入院施設のない病院へ転職するのも一つの方法。
一般企業よりも人間関係のトラブルが多いとされる病院。
人間関係が苦手ならば、小規模病院や一般企業の医務室、学校の保健室勤務などもオススメ。
スキル不足の自覚があるなら、周りのサポートを仰ぐようにしましょう。
場合によっては病院以外の施設に転職…という手もなくはない!?。
看護師をがむしゃらに目指すのもよいですが、あなた自身が職場を探すときに大切にして欲しいのが「自分の強み」です。
つまり、自分自身の経験や保有資格はもちろんのこと、メンタルの部分でも転職先にアピールをすることはできます。
ここでは、どのような要素が看護師に必要なのか紹介していきますので、ご自分と照らしあわせてご覧いただければと思います。