同僚や医師に限らず、患者さんとの人間関係を良好に保つには、自分の心がけだけではどうにもならないことも…。
中には意味もなくつっかかってくる人が出てくることもあったり、そんな環境に苦手意識をもった時、どうすればよいのかアドバイスをしていきます。
病院での人間関係のトラブルに耐えられる?
病院内には同僚の看護師、医師、患者さん、患者さんの家族、お見舞客、その他にも多くの病院スタッフが行きかう場です。そのため、その病院で働いていれば、人と触れ合わないという機会はほとんどなく、むしろ人とのつながりがなければ看護師の仕事は成り立ちません。
病院の規模が大きくなればなるほど、トラブルは多くなります。たとえ自分は人付き合いが得意だとしても、病院内にトラブルメーカーがいれば、人間関係は良好にいかないかもしれません。トラブルをなくすには、自分ひとりの力ではどうすることもできないのです。
もしもそういったトラブルのある病院環境に耐えられない人、またはそのことが原因で精神的に病んでしまうという人は、その病院の看護師には向いていないかもしれません。
人間関係のトラブルは、どこの仕事についても起こりうることです。では、そういったトラブルが苦手だという人は看護師として働き口はないのか、というとそういうわけではありません。もちろん、我慢できるような程度ならその病院で働き続けるのがベストでしょうが、他の病院に転職してみるのも一つの方法かもしれません。
とはいっても、他の病院に転職すれば同じようなトラブルがないとは言い切れません。場合によってはさらに悪いかもしれません。実際、就職してみなければ職場の状況はわかりませんからね。
ただ、病院内の内情を知ることができる方法もあります。それは看護師転職サイトを利用してみることです。もちろん求人情報を見ただけではわかりかねますが、転職サイトのコンサルタントの方に相談をしてみれば、ある程度その病院の内情がわかるかもしれません。
看護師・医師の少ない小規模な診療所やクリニックに就職
絶対にトラブルがないとは言い切れませんが、人が少ない分トラブルが起こる可能性が少ないです。
医師・看護師、患者さんとかかわることがありませんし、事務所で働く人も多くありませんからトラブルはほとんどないでしょう。
ご高齢の方は比較的温厚な方が多く、それほどトラブルになることはありません。ただ、その施設に勤務する介護士などとのトラブル、確執はあるかもしれません。